犯罪コレクターの独白

受験地は、とある高校だった。

受験番号は指定されているが、教室内のどの席に座っても良いらしい。

私はやや窓側の、後ろのほうにある席を確保した。

時間が経つにつれ、席は人間で充たされていく。

ところが、私の前の席はなかなか埋まらない。

試験開始時間ぎりぎりになって、一人の女性が腰掛ける。

チラッと見た時には、青白い顔をしていた。

肉食動物に怯える、草食動物のような印象を受けた彼女に、私は興味を抱いた。