犯罪コレクターの独白

帰宅すると、母が玄関で出迎えてくれた。

「どうだった? 別所さんと有意義な話をできた?」

「うん。もう僕、身体が強くなってきたから外に出ていいって」

試すように、嘘をつく。

すると、母は相手に反論されてたじたじになった人間のように、うろたえた。

「そう。まあ、それなら外出してもいいけど……程々にね」

「分かってる」

「あと、珠希には秀俊が体調が悪くなって入院した、と言っておいたから」

「ありがとう。気が利くじゃん」