双子の妹である珠希(たまき)の誕生日を両親が祝うため、邪魔者である私を追い出そうとしているのでは、という疑念は打ち砕かれた。
珠希と私は双子であるにも関わらず、ちっとも似ていない。
性別が異なるからそれは気にすることではないかもしれないが、彼女と私に対する両親の扱いは、大きく違っていた。
珠希は幼稚園にも通っていて、外出することも多い。
私とは対照的だ。
まるで、彼女が自由に飛ぶことを許された鳥のようで、私は籠に閉じ込められた哀れな鳥みたいだ、と考えることもしばしばだった。
珠希と私は双子であるにも関わらず、ちっとも似ていない。
性別が異なるからそれは気にすることではないかもしれないが、彼女と私に対する両親の扱いは、大きく違っていた。
珠希は幼稚園にも通っていて、外出することも多い。
私とは対照的だ。
まるで、彼女が自由に飛ぶことを許された鳥のようで、私は籠に閉じ込められた哀れな鳥みたいだ、と考えることもしばしばだった。



