犯罪コレクターの独白

「僕、彼女ができたんです」

私の報告に、別所さんは目を丸くした。

「おめでとう。もしかして……芹沢佳波さんかな?」

「はい。よく分かりましたね」

「年齢で推測したんだ」

そう言うと、実の息子に初めて彼女ができた父親のように、別所さんは相好を崩した。

私も、父には告げられないことを伝えられる存在がいる事実が、嬉しかった。