犯罪コレクターの独白

ブランド物の財布だ。

そっと中を覗くと、福沢諭吉が六人いる。

一万円札を六枚抜き取ると、私はその家を後にした。


これで、携帯電話代は、まかなえるはずだ。


よく考えれば、母と妹が帰宅するにはまだ早い、と思い、私は別所さん宅へ赴こう、と決めた。