犯罪コレクターの独白

『253』

『芹沢佳波』

という透明人間の証が確認できた。

「私、セリザワカナミ。二十二歳。あなたは?」

「名護秀俊。十八歳です」

私の言葉に、芹沢さんはにっこりと笑う。

陳腐なたとえ方だが、ひまわりのような笑顔だった。

「別所さん以外の透明人間に、初めて会えた」

「芹沢さんも、関東在住なんですか?」

「うん。ずっと小さい頃からね。大阪辺りには行きたいんだけど」

日本の関東地方は透明人間が不足している、という十三年前の別所さんの言葉を思い出す。

芹沢さんと私は四歳しか離れていないのに、と疑問を抱いたが、彼女に誘われて近くの公園へ行くことになった。