ももの天然水

「あ、あの!紗優先輩!」

振り返るとそこには、涼くんがいた。

「どうしたの?あ、綾乃?」

「いえ。今の人誰ですか?」

「うちの兄貴。それが?」

「ちょっと気になっただけです。ありがとうございました!」

元気よく去っていく涼くん。

なんだったんだろう?

「紗優、エビフライちょーだい。」

「勝手に取っていいよ。」

「食べさせて」

「蓮、箸使うのめんどいんでしょ。」

ゆっくりとうなずく。

「はぁ、どーぞ。」

口を開けて待つ蓮に、食べさせる。

餌あげてるみたい。

猫系男子?

「にゃー。」

「ぅわ!なに急に!」

「顔に書いてあったから。」

バレてるし。