「涼。騒がれてんのはお前だけだ。 何とかしろよ」 女子にニコニコと手を振りながら歩いている涼にイライラしながら言う始末。 私からみたら 二人とも騒がれてるっつーのっ! 「えー、無理。 なぜなら俺がカッコ良すぎるから」 当たり前だろ。 とでも言うような得意げな顔から発される涼のナルシスト発言は聞き飽きた。 中学三年生になった今でも、 毎朝、こんな会話が繰り広げられる。 「…口の周りにパンのかすついてるよ」 「えぇっΣ!」 慌てながら口を手で拭う涼。 全く…汚いやつ。