だから俺を好きになれっ!




「一緒に帰るか?」



優しい口調の千尋。


私がなんでここに居たのかを察してくれたのかな?



「う…うん、でも…」



…いいの?


中には女の子、いるんでしょ?


そう言いかけたとき、




「神野君はその女の事が好きなの?!」



ヒステリックな声が近づいてくる。




や…やばい。



とっさに千尋の後ろに隠れる私。