「お前、モテんじゃん」 「モテないっ!」 なんでいないの? とでも言いたそうな顔で言う。 何を言い出すんだ千尋は… 私は平凡で地味な中学生ですよ?! 「中学校で何人に告られた?」 表情を崩さず、私を見つめる千尋。 「15人ぐらい…?」 正直、 あんまり覚えていなかったから パッと思い浮かんだ人だけで。