『……は?』
「ごめんね、琉稀。
でも、それが守るのには1番手っ取り早いんだ」
…………
『メンバーが嫌がるじゃね?
こんな地味な奴』
「自覚あるんだ」といつのまにか居た秋庭が呟いた事にイラっとしながら思考を巡らせた。
多分、そうだ。
メンバーが嫌がる筈だ。
「……いいよ」
『は?』
急に後ろから声が聞こえて目を向ける。
声の主は、人質にされてたメンバーの1人の子。
「……あんたの話聞いてたら、何となく信用できるから」
「こう言ってる」
『1人だけ』
葵はチラリとさっきの子の後ろに居る大群にクイッと口角を上げて聞いた。
「お前等の値踏みはどうだ?」
「「「………信用できるっす」」」
……………
「決まりだな」
『………』
返す言葉が無い………

