薇姫/獣帝





『謝って済まないモノが法律に裁かれる。




これは法律に違反するのか?』




まぁ、暴力だからするのだけれども。




『……翔平』



黙り込んだ葵から目を逸らし、翔平に目を向ける。



びくりと肩を揺らした翔平を見据える。




『あと1つ、言ってねぇだろ』



その言葉に翔平は一粒、涙を流した。







『未来への、願望』




私が言葉を零すと、翔平は床に手を合わせて頭を床に擦り付けた。




「すみませんでした‼





こんな、人間ですみませんでした‼








勝手だってわかってますっ……





解ってますけど……っ……









許して下さい……‼




あの頃の、葵さんへの最低な、俺の態度をっ………‼






お願いします‼」





翔平は嗚咽混じりにそう言った。