カラコンをしているまま寝たのが二回続くと流石に目が痛かった。 目を瞑ると、胸ぐらを掴まれ体が起こされた。 「憎い………」 顔を殴られる。 「憎いっ………」 二発。 「憎いっ………‼」 三発。 『………ねぇ』 声をかけると、もう一発殴ろうと振りかぶっていた拳を私の顔すれすれで止める。 『本当に憎んでんの?』 そう聞くと、ピクリと動く肩。