琉稀は俺を振り返って涙目で俺を見つめた。 そんな顔にさせてるのは、俺なの? なら、ごめんね。 あぁ、どっちにしろ琉稀を傷つけるのは俺なのか。 そう思いながら俺は目を閉じ始めた。 琉稀の自然ないい香りが鼻をくすぐっていた。 悲しいくらい優しいソレに…… 切なさを覚えた。