ある日、藍城が襲撃された。




琉稀と楼稀と私は奥の部屋…私のいつもの部屋に閉じ込められてた。





琉稀と楼稀は反抗したけど無理矢理押し込めた。




そのうち眠って、私のベッドの少し離れた横にあるベッドに2人を寝かせた。






そんな時…………





バンッ









絶望の扉はこじ開けられた。







「おいっ居たぞ」





「本当か?!」




「捕まえろっ‼」





様々な言葉に実感ができずただ呆然とベッドに寝ていた。





そのうち、棗……という子が来た。




相手の組の男たちをどんどん倒していくものの、体力が子供と大人では違う。




「棗くんっどきなさい‼」



棗くんにどくように指示した。





棗くんは涙目で私を見て「黙ってて下さいっ‼」と叫んだ。





「琉稀と楼稀に寄り添ってちょうだい‼」






私がそう言うと、棗くんはハッとした表情で私の隣のベッドに目を向けた。





棗くんがそちらに駆け寄った瞬間、男達が雪崩れ込む。







…………あぁ、私はここで死ぬんだ。








こいつ等に、殺されるんだ。










不思議と怖くはなかった。







それは、晃さんの怒声が部屋の外でしたからだろうか?






…………私1人で済むだろう。








「殺せ‼」






どこからか出てきた銀色の鋭い刃物が私に向かって下りて来た。









目をゆっくりと瞑った。






『母さん‼』

「母さんっ‼」






2人の愛おしい子の声が聞こえた。






ゆっくりと目を開けてそっちを見た。





目を見開いて棗の腕から出ようとする琉稀と楼稀。











ごめんね。









「私の分も、幸せになってちょうだい」










微笑んだ瞬間、















体に鋭い痛みが襲った。









『いやぁぁぁあああ‼‼』

「うわぁぁぁあああ‼‼」






2人の叫び声が耳にへばりついたように木霊する。












…………大好きだよ、2人とも。















…………晃さん、








あなたに任せます。











…………愛しています。













さ…よ………な、ら…………