薇姫/獣帝





『私と紘の実家の察しはついてる…よね?』



「あぁ……」



『私の家は藍城組だ。




そして、紘はーーー<バンッ



凄まじい破壊音が部屋に響いて頬を引き攣らせそちらを見る。







『……お前等…』




「間に合った?セーフ?」



と呑気に言う晴斗…と、柊と伊織。




伊織に至っては欠伸してるし。







「すまんすまん、お前の退院日明日だと思ってたっ!」






ケラケラ笑いながら言う晴斗に殺意が芽生えるけど、そんな事は気にせず『座れ』と指示した。




おとなしくそこら辺のソファに座って表情をなくす。






「悪りぃな。





本題に入ってくれ」









『……こいつ等と、紘は氷室組。






私と紘も極道に生きてきた者同士だ』









ゆっくりと目を瞑って、














腕を握りしめた。