薇姫/獣帝





「……あ、そういや恭輔達のクラス何するの?」




尚は首を傾げながら恭輔、來哉、陽を見た。





「「「…………」」」




3人共黙り込んで下を向く。



…何だ?



少し興味が湧いて3人に目を向けると恭輔がボソッと何かを呟いた。




「何て?」



尚が耳に手を当てながらえぇ?と年寄りくさく聞く。



それに睨みを利かしながら恭輔は口を開いた。





「ホストクラブ」





……



「…ありきたり。」



「透璃、シッ!殺される!」



慌てて口の前に人差し指を立てて透璃を制する尚に、私も同感だ。




『…女の子の相手出来るじゃない。』



特に陽喜びそうだけど。



陽はうんざり、と言った顔で「ブスは嫌い」と平気で言いやがった。




『世界中の女の子に謝れ馬鹿野郎』



「ブスは所詮ブス」


「さいてー…」



尚はそう呟いて陽から距離を置くために透璃に近づいた。




透璃がそれを鬱陶しそうに払いながら陽を哀れんだ目で見た。




『……陽。』


「ん?」



陽は私に目を向けながら拳を強く握りしめていた。




『最低。』



「………………」




本気でショックを受けた感じの陽は呆然とぶつぶつ呟いていた。



「真顔でそれはきついね…」



恭輔はいつの間にかパソコンから目を離して私達を見ていた。



來哉は俯いてそのまま寝ていて眉をしかめていた。




皆はワクワクしながら少し絶望にも溢れている様だった。