「早く明日になーぁれ!」
可愛らしい小学生の様な笑みを浮かべながらガキのよく使う言葉を唱える尚。
『明日文化祭ね……』
私は膝に肘を当てて頬杖をつきながら呟いた。
何だか面倒だ…
「面倒じゃん……」
透璃は鬱陶しそうに尚を見て眉をしかめてる。
「結構雷学冷祭は楽しい方じゃない?」
恭輔はクスクス笑いながらキーボードを打ち込む。
キーボードを押すのが早すぎて時々バグってるくらい恭輔のキーボードさばきは早い。
もう壊れてしまえ。とか思える程パソコンがかわいそうになる。
多分そんな事を思う私も世間的にイタイ子なのだろうけど。
「体力すり減るじゃん」
珍しく眠そうな陽の目の下には隈が薄っすらとある。
……そう言えば、恭輔に何か手伝わされたと昨日メールがきたな。
返信しなかったけど。
私は呆れた様に恭輔と陽を見ながら紘の横顔も視界に入れた。
「……」
紘は首をかくんかくん折りながら寝そうな体を起こしている。
『紘、寝な』
そう言うと遠慮も躊躇も無く私の膝に頭を置いて目を瞑った。
「……紘って透璃に似てる」
今更それを言うか。
心の中でツッコミながら尚を冷たく見据えた。
「似てない」と透璃は真顔で紘を見ながら首を振っていてそれに皆は笑った。
亮太も肩が小刻みに震えていた。

