尚が携帯を閉じてこっちを見てきた。
「今日は倉庫行こう!
最近準備とかで行けなかっし~。
面子と遊びたい!」
尚は抑えきれていない頬の緩みを引き攣らせながら押さえ込む。
……まぁ抑えられて無いんだけど。
溜息を吐きながら隣にかけてあるスクバを手にとった。
『私も皆に会いたいし』
「よーし、行こう!」
「「……」」
透璃と紘は嫌そうに顔を歪めながら横に振った。
「疲れた」
透璃はそう言って机に突っ伏して片手をセーターの中に入れ込んだ。
仕草が一々可愛くて面倒になってくる…
「…眠い」
紘は目を擦りながら欠伸をして尚に片目を向けた。
「倉庫で2人とも寝ろよ!
外に亮太居てくれるから行こーぜ!」
尚は既に教室の外で手招きして待機している。
行動が早いね、尚。
亮太、というワードに申し訳なさを感じたのか、渋々荷物を持って教室を出た。
私もそれに続いて教室外に出ながら欠伸を噛み殺した。
來哉と陽と恭輔もどうせ車に乗っているんだろう。
何だか皆で集まるのも久しぶりで少し胸を弾ませてクルマに向かっていた。

