『……チッ…』



舌打ちをした後、鉄柵に向かって足を踏み出した。




「え、あれ氷室ーーーー」





芦屋のそんな声を聞きながら鉄柵に足をかけた。





「おいっ……‼」



連中の焦った声が聞こえたけど、無視して鉄柵を蹴った。




『……俺に関わんないでください』




そう言葉を残して。