ーーーーーーー
あの後、屋敷に帰った私達は着替えてシャワーを浴びてまたリビングに集まった。
「あー、昼飯も朝飯も抜いてない?今んとこ。」
「確かになぁ~」
尚がお腹を抑えながら唸って、陽はタバコを吸う。
「そだ‼
琉稀作ってよ!」
尚達は突拍子もない事を言い出す。
『は?』
「食べたいの!
何か色々作って!」
尚は私の腕をくんくんと引っ張っておねだする。
可愛いけどさ…
『疲れてんだけど』
「お願い!」
尚がうるうるとした瞳をこっちに上目遣いで向けてくるから、ぐっと息を詰めて黙った。
「琉稀いぃ」
『わかったから‼離れろ‼』
尚を押しのけてリビングの隣にしきりなしに設置されているキッチンに立つ。
『食材何かある?』
「大体入ってる」
來哉はそう言いながら冷蔵庫を私の後ろから腕を伸ばして開けた。
そこにはびっしりと調味料やら何やら入っていた。
『…腐ってないよね』
「今日の為に買ってこさせたやつだよ」
『ふぅー…
さて……』
何作ろう?
悩んでいると、後ろから「グラタン」と呟く声が聞こえた。
振り向くと、まだ居た來哉だった。
「あっ俺親子丼!」
「俺カルボナーラ~」
「俺ビビンバー」
尚、陽、透璃と注文をしてくる。
恭輔と紘を見ると、紘は「ミートスパ」と答えて、恭輔は申し訳なさそうに笑った。
「ごめんね?」
『料理作るだけだし。
恭輔何にする?』
「…オムライス」
前も作ったけど…いいのかな。
疑問に思いながら全ての食材を出して調理を始めた。

