薇姫/獣帝





目の前には太陽の光を反射してキラキラと輝く



「海~~~!!」


………が広がっている。



「綺麗なとこだな」



紘は感心した様に言いながら海をみていた。




『日本でも綺麗なとこあるんだな』



「確かに~沖縄ぐらいかと思うよね~」



陽はヘラヘラと笑いながらタバコを吸ってる。



…ここまで来てタバコってどうだよ。




内心呆れながら荷物を持ち直した。




「琉稀荷物すくなっ」



尚は私のバックを突っつきながら目を見開いている。




『着替えと歯ブラシとかでいいんでしょ』




「うわぁ、言わなきゃ良かった?」




『別に』



尚は笑いながら私の隣を歩いた。




「琉稀って洗顔とか化粧しないの?」



恭輔がぐっと顔を近づけて言ってきた。




『するわけない。



して何になるのよ』




………




「化粧してなくてそんな白いってすご‼」



………なにが?




『化粧するくらいなら寝る』



「わぁお。何か女子高生のセリフじゃねぇよ」




陽はタバコを携帯灰皿に押し込んで伸びをした。




「さて、來哉の屋敷行って一旦荷物置くか~」



「そうだね」



恭輔も賛同して皆で屋敷とやらに向かって歩き出した。



亮太は車を先に屋敷に持ってけって言われてた。



何で歩く必要があるのか不思議だったけど、のんびりとこんなのもいいかもしれないと思った。





「てか、琉稀暑くないの?」




『別に……』



私の格好はタンクトップに黒の紫外線防止の黒のパーカー、足の付け根にほぼ近いデニムのショーパン。





「足だしすぎ‼」



とか紘に言われたけど暑いししょうがない。




『肌弱いの』



「あぁ、そう言う事」



尚は手を叩いて納得顔で笑っていた。




「着いた~」



陽は笑いながら上を見上げた。





私もそれにつられて上を向く。



………



『でか』



「でしょー、中もヤバイよ」



尚は楽し気に笑って先に中に入って行った。



自分家か。



とかツッコミたくなりながら私も中に入った。