1つのお店に入ると、水着一色!って感じで水着しか売ってない。
「琉稀はどんなのがいい~?」
『サイズが合えば何でもいい』
「…そう言うことじゃ無いの~…」
尚は肩を竦めて自分の水着を選び出した。
皆も適当にサイズの所にいって手にとっていた。
「琉稀、選んで」
くいくい、と紘が私の服の裾を引っ張って首を傾げてお願いする。
少しその仕草に弱い私は黙って紘のサイズの場所に行った。
『……コレとかは?』
黒に白の細さの違う線が入っていて右端に筆記体で何か書いてあるデザイン。
読むのも面倒くさいから、飛ばすね。
「それにする…」
紘は私からそれを受け取って手に持った。
それから私は女の水着コーナーに行った。
ここは結構ブランドの所だからか、人があまり居ない。
黙って適当な水着を取ると、黒地に白の線で蝶が描かれてるプリント。
それに都合がいいものがあるもんだな。
とか思いながら手に取った。
「……何か琉稀っぽい」
後ろから透璃が私の肩に顎を乗せながら言ってきた。
顎が声で揺れてその振動が肩にかかってくすぐったい。
私が首を竦めると透璃は笑って顎を離した。
「それ、似合うと思う」
『……ビキニが似合いそうってあんまり嬉しく無いけど』
「そうかな?」
透璃と笑いながら言っていると、陽が後ろから抱きついてきた。
『セクハラ』
「いっつも尚と透璃と紘やってんじゃん~」
「お前がやるとマジでセクハラだよ」
透璃は呆れた様に言いながら陽の足に私の足を避けて蹴りをいれた。
「ったぁ~。
あ、琉稀水着それにすんの?
てか黒とか、エロ。」
『…………』
スッと元あった場所に返そうとすると「
冗談だって!」と陽が言って私の手にそれを押し戻した。
「決まった?」
恭輔が來哉と尚と共に水着を持って来た。
「おう。」
「んじゃ、このカゴの中入れて。」
『一斉に会計するの?』
「琉稀のは奢るよ」
『いいよ、悪い』
「女は遠慮しなーいのー」
「そーだよ、琉稀!甘えておきな!」
避けてと尚はそう言って自分の選んだ水着をカゴに何の戸惑いも無くいれた。
…慣れてる?
私は怪訝な顔をして2人をみると、透璃が私と紘の手元から水着を取って自分のと一緒にいれた。
「んじゃ、先に店の外出てて」
恭輔と來哉だけ店に残って私達だけ出た。

