薇姫/獣帝




確かに時間帯は早い。




皆でいつもの車に乗った。


運転席にはやっぱり亮太がいた。




「いつものあそこですよね?」



「あぁ……」



いつものあそこ……?




全くわかんないんだけど。



「あぁ、今から行くとこは來哉の別荘だよ」





……急なお坊っちゃま発言キター。



『……金持ち?』




「どう考えても誰に聞いてもそう答えるよきっと。」



「ただの金持ちだからな~」




恭輔は苦笑して陽は問題発言をしながらケタケタと笑っていて、その足を思いっきり來哉が踏んでいた。





大きな店の前で車が止まってそこで皆がおりる。



私もおりてその建物を見ると、ショッピングモールらしい。



「水着買うぞー!」



尚はきゃっきゃと子供の様にはしゃぎながらショッピングモールに向かう人混みの中に突っ込んで行った。