『皆は?』
「ん?
もう結構起きてるよー。」
てゆか、あのまま寝たんだよな……
『尚、バスルームって何処?』
昨日持ってきたバッグから今日着る為の服を取り出す。
「あぁ、こっちー」
尚はテケテケと子供みたいに走り去って私もそれを追った。
バスルームは一階の食堂らしき所の隣だった。
「ここ!
バスタオルは置いてあるから、それ使ったらいいよ。でも、面子使ってるから嫌なら…」
『大丈夫』
「ふ、言うと思った!
男女共有…てか、今まで男しか居なかったから、一緒なんだけど…」
『大丈夫。ありがと』
私が尚に言うと、尚は笑った。
バスルームは、横長で一つ一つシャワーの区切りがある。
そして、湯船は大きいのが一つ開たスペースにあった。
シャワーの所は顔が見える程度で顔から下はぼやける様にしてあるガラス板がはられている。
まぁ、男が来ても何ともならないからいいんじゃないのか。
尚が出て行って私は湯船は張らず、シャワーだけ浴びた。
長い髪は鬱陶しい。
髪と体を洗って流した後、傍に置いてあるバスタオルで髪をざっと拭いた。
ガチャ
……まぁ、お約束と言うか。
「……」
『……』
「……」
『……おはよ』
入ってきたのは來哉だった。
目を見開いて固まって私を見た。
私は構わず服を着てその一室から出た。
『他空いてるのにどーしたの。』
私がそう聞くと、來哉は顔を伏せてさっさとバスルームに入って行った。
耳が赤く見えたけど、熱だろうか?

