薇姫/獣帝





「………琉稀」



尚は力無く笑って片手で顔を覆った。




「…お墓参り、行きたくなっちゃった」




『………何度でも行ける。





何度でも、行けばいい』





繋いでる手に力を込めた。




尚の目を覆ってる手から透明の雫が落ちてきたのは、









………気のせいにしておこう。