薇姫/獣帝





……………


倉庫には、既に明かりがついていた。



それを見て息を吐きながらバイクを停めた。



メットを取ってバイクのハンドルにかけて携帯を確認した。




23:40か……



私は本家からの呼び出しを思い出して小さく息を吐いた。




このまま誰かにメールして一度家に帰りスーツに着替えて……



脳内で考えていると、携帯が鳴った。




私は画面で人物を確認して電話に応じた。



『棗?』



「おう。



もう終わったっぽいな?」



棗は何もかも知っている様にわたしに言う。



『うん。



だから、一度マンションに戻ってスーツに着替える』



「あぁ。



今から俺もマンションに向かう。」



じゃぁな、と切られた電話の画面をそのままメール作成にし、來哉にメールを送っておく。







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ごめん、今日帰る。



色々ありがと。



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素っ気ないとか言われるけど、デコメとか、動く絵文字やら、目が疲れるだけだ。



私はバイクにもう一度乗り、マンションの方向へ走らせた。