ーーーー時間は穏やかに過ぎた。 皆と面子の持って来てくれた飯やら菓子やらを食べて雑談していれば早かった。 20:45 「ふー。 楽しかったぁ。」 尚は伸びをしながら呟く。 「これからだろ、楽しいのは~」 陽がへラリと笑いながら指をコキリと鳴らした。 「琉稀、スピード出し過ぎんなよ」 『フッ、どうだろね。』 そんな事を言っておきながら、私はスピードの出し過ぎは絶対しない。 事故ったら、困るじゃん。 私は目を伏せて自分の両手を見た。 不意に、淀んだ右の視界の中は 私の手を赤く染めた。