薇姫/獣帝




『透璃は戦場行かないの?』



「菓子とか、美味しいのか?俺嫌い」



透璃はそう言いながら私の隣に座り、私の頭に自分の頭をこてんと倒した。



透璃って意外に身長高いんだね。




「……………暴走で、事故んなよ」




透璃はボソリとそう、確かに呟いた。



『クス…


透璃達の方が危ないんじゃない?』



「……………まぁ、そだけど」



透璃は拗ねた表情をしながらぐりぐりと頭を擦りつけてくる。



『透璃は猫みたいだね』



「いろんな奴に言われる。


通り名も猫ってつけられた。」



透璃は目を瞑って欠伸をした。




「あーーー‼



琉稀独り占めずるい‼」



尚が駆け寄ってきて、頬を膨らませる。



可愛いな…


「一緒にお菓子取りに行こー?」


『…遠慮するよ』



紘がひょこひょこと私達の所に来た。



私は目の前にしゃがんでる尚の頭を撫でながら紘を見上げた。




『紘、事故んないでよ?』



「あたりめぇだ」



怪訝な顔をする紘に少しだけ笑って置いた。