「今日、琉稀ん家泊まっていい?」
『いいよ』
「……………マジで!?
そんな簡単に!?」
尚は目を見開いて私と紘を見ていた。
『……………別にそんな関係とかじゃないし…
どうでもよくないか?』
「いやいやいや、男はいつでも野獣だよ」
それ、咲夜も言ってたよ。
時計を見て腰を浮かす。
『そろそろ帰る』
「……………」
無言で立ち上がる來哉はやっぱりどす黒い空気を放っている。
迷惑でしかないのだが。
來哉について行く。
紘は私の腹あたりに後ろから腕を回して一緒に歩き出した。
『…歩きにくい』
「そう?」
そう?じゃねぇよ。
私は溜息を吐いていつのまにか目の前に止まっている車に乗り込んだ。
…紘を引っぺがしてからね。

