薇姫/獣帝





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「やめー。


後ろから解答用紙前に回せー」



浅い眠りの中で伊織の声がして薄く目を開ける。



「…………琉稀、大丈夫?」


『ん?』



透璃はグッタリと私に凭れかかりながら頭を擦り付けてくる。


その頭を撫でながら何が?と考える。




「テスト開始15分くらいで寝てただろ」



『あぁ……………



でもあのーーー「お前等、帰んぞ〜」



陽のへらへらとした口調の声が扉から聞こえて、私の言葉を遮った。



來哉は欠伸をしながら教室に入ってきた。


その後に続いてニコニコの恭輔も入ってくる。



『うるせぇ…』




「お前等行くならサッサと行けや」



伊織、教師がそんな事を言うのか…


伊織は私達を見てはぁ~と溜息を着いた。



皆で教室を出て、校門に向かった。



校門にいつかの高級車。



……倉庫行き決定系?



私は來哉に押し込められて皆も後から乗った。



そのまま出発した車の中は五月蝿くてしょうがなかった。