ガラッと音をたてて開いた扉に過剰に反応するクラスの奴等。
「おーてめぇ等テストやんぞー。
赤梨は起きろー」
『………透璃、透璃』
頬をペチペチと叩きながら呼びかけても眉を寄せるだけで起きない。
私は段々イライラしてきて殴ろうとしたら、尚が慌てて上に振りかぶった私の手を止めた。
肩を竦めて止めた尚を見ると、首を横にブンブンと振っていた。
…ダメと。
私は、いつも皆を起こす方法が頭に浮かんでさっさと透璃を起こす為だけにソレをやった。
尚の耳元に口を近づけて呟いた。
『起きろ』
「……………っ!?!?」
ガバッと起きあがる透璃は呆然と私を見てた。
『テストだから』
「あ、あぁ…………」
透璃は戸惑い気味に目を泳がせながら私の隣に座った。
…………いつの間に席変えたんだお前。
私と透璃が完全に座るのを見て伊織は問題用紙やら解答用紙やら配った。
この学校は一気に配ってそれをするらしい。
今、手元には本教科のものがあった。
「はじめー」
伊織の何ともやる気のない一言でテストは始まった。

