薇姫/獣帝





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「……--……----…」



……何か聞こえる…



「琉稀、起きろ」



耳元に生暖かい空気が流れ込んできて目を見開いて飛び起きた。



ベッドの横に居るのは、來哉だった。




「もう行かねぇと遅れる」



來哉はそう言ってチラリと自分の腕時計を見た。



『……』



テストだからさすがに遅れる訳にもいかねぇのか。



私は渋々体をベッドから引き摺り下ろしてクローゼットから制服を取り出した。



『着替えるから出てけ』



來哉を見ずに言うと、扉の閉まる音がした。




……………勘がいいんだか。




私は着替えてウィッグをつけようとした。



でも、もう要らないと判断してクローゼットに置いておいた。



あの学校はほぼ獣帝しかいないから。



カラコンをしたまま寝たから目が痛い。




私は軽く目頭を押さえてから部屋を出た。