薇姫/獣帝




「あぁ~あ。


明日のテスト終わったわぁ~」



尚はソファの背凭れにもたれかかりながら大きめの声でいった。





『…………テスト?』






「明日テストだよ~。



てか、おかしいよね。1日5教科あるって」




テストはあるのか、この学校。



「テストで点とれなかったら結構ヤバイからな」



伊織はニヤリと笑いながら奴等を見回した。



「てか、俺等はある程度琉稀が寝てる間教科書に目ぇ通したし‼



心配するなら琉稀じゃないの?」



尚はうんざりとした顔で私と伊織の顔を交互に見た。



…私をバカだと思ってるのか。



『フッ、尚に負ける気はしない』



「なっ、言っておくけど、この学校のテストめちゃ難いからね!?」



尚は顔を真っ赤にしながらぎゃんぎゃん喚いていたが、私は無視して立ち上がった。



『へぇ、あっそ。



じゃ、私寝るから』



「あぁ、おやすみ」



……………まさかだけど。



『……泊まっていく気?』



「「「当たり前!」」」




……………死んでしまえ。




私は眠気に襲われて取りあえず1人で寝室に行って寝た。