『食え阿呆共』
「阿呆って誰がだ‼」
柊は歯を剥き出しにしていたが、私はそれを無視して冷蔵庫からミネラルウォーターを取った。
「ふかはぁ(つかさぁ)」
『食いながら喋るな』
私はキャップを閉めながら柊の一瞬見えた汚い口の中に吐き気を覚えた。
「お前の料理ってやっぱ特集だよな」
『……不味いとでも?』
「逆。店より上手いんじゃねぇ?」
柊は空になった皿をキッチンに持っていく。
「てゆぅかさ」
尚も空になった皿を椅子から立ち上がって持ってこようとしながら口を開いた。
「冷蔵庫の中ミネラルウォーターだけってどゆこと」
尚が私を不思議そうに見ながら言う。
『…食べネェっつったろ』
「え!?
本当に食べないの!?」
尚は目を見開きながら私を上から下まで見た。
「……だから肉がついてないのか」
ボソリと呟いた言葉に眉がピクリと動くが、気にせずリビングのソファに座った。
皆もそのうち食べ終わり、リビングのソファに集まった。

