薇姫/獣帝





『お前等はろくに飯も作れねぇのか』



「お、琉稀!」



「……ごめんね、琉稀」



陽は二カッと笑いながら紫のゼリーののった皿を持っている。



恭輔は申し訳なさげにその紫のゼリーがのった皿を真っ青な顔で見てる。




私は陽からそのサラを奪い取り、ゴミ箱にビニール袋に入れてから捨てた。



…念には念をってやつ?




「あああぁぁぁあ‼」



叫びながらゴミ箱に捨てられた毒物を見てた。



……毒物は早めに処理しておくべきだろ?



私は首をコキリと鳴らしてキッチンを片付け始めた。



「座ってろ」


透璃を引き剥がしながら言う來哉。


「琉稀、無理すんな」



「俺達がやっとくから!」



伊織と尚もそう言って心配そうに私を見る。






『…お前等、これ以上私の家を汚す気か』




私が睨みつけながら言うと、尚はさっと隠れて伊織と來哉は目を逸らした。




……役立たず。




私は心の中で悪態をつきながら片付けをサッサと終わらせた。