薇姫/獣帝




キッチンには訳の解らない黒い物体やら紫のゼリー状の物やら……





『……それ誰に食わす気だ』




「お、琉稀、起きたんだな。




てか、琉稀に決まってんだろ」




伊織は心配そうに私を覗き込みながら言い放つ。







『殺す気か馬鹿野郎』




私は伊織の頭を叩いてキッチンに向かった。




……未だにくっついてる透璃を引きずりながら。