薇姫/獣帝




リビングとしてる部室のドアを開けると、色んなフサフサがあった。



真っ暗の室から明るいところに来たから眩しくて目を細めた。



騒ぎ声が五月蝿かったらしく、私の悲鳴じみた声は聞こえなかったらしい。



「琉稀………」



一早く私の存在に気づいたのは透璃だった。




居たのは、案の定獣帝の5人と柊と伊織だった。




『………何してるの?人の家で』




唯一何もしてなかった透璃の頭を撫でながら聞いた。




「琉稀倒れたから、氷室んとこ行って…理事長も着いて来た」





透璃は目を細めながら頭を私の手に擦り付けてくる。



猫みたいだなぁ…



私はそう思いながらその場の惨状を見た。