薇姫/獣帝




「…葵と秋庭と青海は3年だろーが」


「先生、細かい事気にしたらハゲるよ」


「残念。


俺ん家の家系はハゲいねぇんだよ」




伊織は無表情でそう言った。



お前ん家確かにハゲ居なかったな。



『ハゲるハゲないの話は置いといて、何で來哉達も入ってくんだよ。』



「………暇だから?」


陽はへらへら~と笑いながら教室に先に入った伊織に続く。



中からはガタガタっと豪快な音が響いて「え!?ええぇぇぇ!?」と訳の解らない言葉を叫んでる奴等。



「入るなら全員入れよ」



伊織の呆れた様な、諦めた様な声を出す。


その言葉に來哉と恭輔は2人で教室に入って行く。


またも「ええぇぇぇ」と叫び声がして、流石に2回目はイラッとした。



本来このクラスである透璃と尚と私が1番最後に入った。




確実に可笑しいだろ。