俺が明け方家に帰ると、靴が二つあった。 男もののような、大きい靴。 自分の部屋に行こうと、リビングの前を通った時だった。 リビングのソファに男が座っていた。 その男のひざの上でスースーと寝息を立てて寝ている、 あいつがいた。 何かむかつく。 「あ、新先輩」 「あ?」 男に呼ばれた。