テレビの音がだんだん遠くなって、意識が遠のいてきた頃。





私の頭を誰かが撫でた。





すごく暖かくて大きい手。







この手がもし


お兄ちゃんだったら…












そんなことを最後に思っていたなんて私はもう覚えていない。