「あ、予鈴だ… また後で来るね!」 「わかった」 一人になった保健室はどことなく寂しい気がする。 目を瞑って、目を冷やす。 物音ひとつ聞こえなくて、とても静か。 その時--- ガラ あれ?ドア開いた? 誰か来たのかな? 「先生いますかー?」 誰かが先生を探している。 だけどこの保健室には今は私一人。 言った方がいいのかな…? 「あの…今先生いないです」 「え?」 私の方に足音が近づいてくる。