夏恋~あの夏は忘れない~

あたしはそれでも亮平があたしの隣にい

るだけで愛おしかった。

しばらくこのままで沈黙が続いた。亮平

は何かを考えたようで、

「ちょっといってくる!」と言って雨の

中に消えて行った…。