それから奴は 言葉には出さぬが なにやら 口を動かしている。 この場に及んで まだ嫌味を言いたいのか。 それとも… 私に何かを 伝えたいのだろうか? 遠く去っていく 奴の口元を 目を凝らして 見ていると―――