恋愛偏食

悠君は結構酔っ払いながら私に言った。

莉那ちゃん。
拓の事知ってるの?

私は、彼女いる事知ってるよ。

と普通に答えた。

悠君は、
なーんだ。良かった。
一緒に住んでる彼女の事知ってるんだ。

と。


私は・・・


・・・ビックリした。
でも悟られないように。

頷いた。


一緒に住んでいる事は知らなかった。

初めて聞いた。

頭の中が真っ白になりながらも笑いながら
ビールを飲んだ。

拓が戻ってきた。