そうしている内に拓がレコーディングに行く時間になった。

拓は忘れ物ない?
と聞きながら、
ケーキ持って行って皆で食べるね。
そして私が飲み干した缶コーヒーの缶を持ち
外で捨てよう。

と言いながら持ち出した。


私は、直ぐに感づいた。

彼女に誰か来たとばれない様に・・・

私の足跡は消去されてしまった。

そして、マンションを出る時、
管理人さんがいない所を通って行った。

管理人さんも彼女の存在を知ってて言われたらまずい。

と思ったのだろう。。。

と勝手に想像した。

拓の足跡消去法は、このまま続いた。。。