音々


      誰?私を呼ぶのは


おい

 早く目を覚まさないか?

どんなお前でも 

 俺はお前が好きだぞ。


      八起さん?



 安心して目を覚ませ。


      え?私寝てるの?


 俺が守ってやるから。

 世界一幸せにしてやるから。

 

 なあ、音々聞こえるか


     聞こえるよ


 愛してるよ

  


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眩しい光の中で

八起さんがこっちを見ていた。

「八起さん」