キーンコーンカーンコーン もう放課後になり、由香を待っていた。 ―由香遅いなあ・・・。 人がいなっくなってきて、空も薄暗くなっていた。 ――ドン! びくっ その音と同時に私の体も震えた。 ・・・何だろう?? 音のした方向に行ってみることにした。 近づくと鼓動も高鳴っていった。 「・・で・・・ん・・・よ」 よく聞こえなかったが、人の話し声のようだった。