そんな二人の間に入る気はない。 「私は強くない。あなたが憧れているのは強く見せようとしている私だよ。あなたは…あなたが思ってるより強いと思う」 那由汰に会うためにここまで来た。 きっと自分では出来ないだろ。 弱そうに見えていた希愛だが、実は強い心をもっているように思える。 優愛は邪魔するつもりなんてない。 那由汰の気持ちが動かない以上、何をやっても無駄だから。 邪魔者は退くだけ。 優愛は振り返って那由汰を見た。 那由汰には本当に感謝をしている。 その才能が好きだし、奏でる音が大好き。