ん? 何か今、胸が締め付けられた感じがしたけど… 気のせい、だよね…? てか、気のせいであってください。 「なぁ」 「どうしたの?工藤くん」 「久々に、家行ってもいいか?」 「あたしは、別に…」 「よっしゃー」 あたしの家なんかに、何か用かな? 工藤くんの瞳を見てみると、少しウルッとしていた。 あぁ。 お姉ちゃんが、目当てね。 ズキッ